手足口病と入院生活3

退院日、手足口病の発疹はまだ痛々しいけど、少し薄くなってきた。もう大丈夫そうだ。
もう右手が使えないことも全く気にしていないようで、おもちゃを持って遊んでいる。何かしたいときはまず左手を使うし、右手も少し動く指先と固定用の板を器用に使って物を持てるようになった。子どもの適応能力ってすごい。

朝の診察で退院許可が出るともうすることもなく、子どもと遊んだりぼーっとしたりして過ごした。点滴の補充に来られると「えーまだ入れるの?」と思ってしまうが、最後まで治療してもらったほうがいいに決まってる。

お昼前にやっと点滴がはずれた。子どもは自由になった右手を見て妙な顔をしている。かかりつけの小児科に持って行く紹介状を出してもらい、荷物をまとめてスタッフステーションで挨拶し、会計を済ませて退院した。費用は個室代と給食費のみ。



数日後、かかりつけに行った。紹介状を読んで喉の奥確認して「もう治ってるね、ハイ帰っていいよ」で終わりそうだったので慌てていくつか質問した。あとになって疑問に思うこともいろいろ出てきたので。


手足口病でけいれんってよくあるの?=割とある
呼吸がぜいぜいしてたのは?=けいれんの影響。よくある
発熱して4日目でけいれんって普通?=普通ない
今後気をつけることは?=ない


はじめてのけいれんにしては念入りに検査してあるそうで、ちょっと普通の熱性けいれんと様子が違うかも?という判断だったようだ。今後気をつけることもなく、薬もなし。
万が一次起こったら、はじめて見るなら冷静でいられないから救急車呼んじゃっていいそうだ。次がないことを祈るけれど。


どうも自分の目で見ていないせいで、退院してからも「実はけいれんじゃなかったんじゃ?悪寒だったとか?」と考えたくなるんだけど、様子がおかしかったのは確かだし、熱性けいれんだったんだろうなぁ。
イヤーでも暑い日だったし、実は熱中症だったのでは?と考えてもしょうがないことを今でも悩んでいます。
子どもはその後熱も出さず、元通り以上に元気にしております。