手足口病と入院生活1

全国的に大流行だそうですが、先月うちもかかりました。


最初は発熱して、夏風邪の診断。これはたいしたことなく2日ほどで解熱。

その3日後また発熱、嘔吐も。夏風邪の続きじゃなさそうなので受診、今度は口の中に発疹があるから「ヘルパンギーナですね」と。手足にも発疹が出たら手足口病だからまた来てねーと言われて帰宅。その日の晩に、身体にもぶつぶつ確認。
翌朝、やたらと機嫌が悪く食欲もいまひとつ。今度こそ手足口病と診断、はじめて感染症用の待合室と診察室に隔離されました。機嫌悪いのも吐くのも口の中が痛いかららしい。
夏風邪以来ほどんと保育園へは行ってないから、通院したときにうつったのかもしれない。


実家の母に子どもを預けて出勤、仕事をしていると携帯が鳴った。
「なんかピクピクしてるから病院連れてくから!」
え…ぴくぴくって…まさかけいれん?
詳細を聞こうにも「とにかく病院行くから」の一点ばりで、よく事情がわからない。もしけいれんなら、動かさずに時間を計ってよく観察してないといけないんだけど、私もすっかり動揺してそんなこと思いだしもしなかった。
実家近くの小児科もかかりつけもその日午後は休み。出産した病院の小児科が午後もやってるの思い出して、すぐそこへ向かってもらった。私も仕事を切り上げてすぐ向かうことにした。が、あと少しの仕事がなかなか片付けられない!動揺してしまって集中できないのだ。考えないようにしようとしても無理。


どうにか後をお願いして病院へ向かった。着いたらもう診察は済んでおり、娘はぐったりぼんやりして母に抱かれていた。私の顔を見ても何の反応もない。確かに普通じゃない。
どうやらけいれんの時間がだいぶ長かったらしく、検査と経過観察のためそのまま入院になった。けいれんで入院した話はちらほら聞くし、珍しいことではないのは分かっていたけど、正直自分のことになるとは思わなかった。


娘だけ奥に連れていかれて血液検査の採血、そして点滴の処置を受けた。泣いている声だけが聞こえてつらい。やがて、右手首をぐるぐるに固定されて点滴につながれて帰ってきた。やっと抱っこできたが、特に反応もなく相変わらずぼんやりしている様子。
そこからすぐに心電図と頭のCTスキャンへ。CTスキャンなんて私も受けたことないのに、1歳ちょっとで受けさせるはめになるなんて…とまた心が痛む。
「お母さん、妊娠してないですね?」と確認され、ごっつい重いプロテクターを身につけ撮影中も子どもにつきそった。撮影中頭を動かさないように両手でがっちり押さえる。そのままみゅぃ〜んと筒の中に腕ごと持っていかれ、照準を合わせるための?赤い変なライトを当てられ、撮影開始。
MRIと違って圧迫感はないんだね。うぃぃぃーんと機械がぐるぐる回り出し、娘も私も目を丸くしている間に無事終了。


この日の検査と待ち時間は計3時間くらい?辛かったのが、腕の負担。もう体重は10kg近くあるので、横抱っこで長時間というのは腕にこたえた。


病室は個室を借りた。ベッドは病院の普通のベッドを高くして柵をつけてベビーベッド状にしたもので、付き添いの大人も一緒に寝られる。柵の上げ下げと、高いから毎回よっこらしょと上るのが面倒だった。

合間を見て実家に戻り、入院に必要なものを準備してきた。母は慌てていて、おむつも着替えも全く持ってきていなかった。無理もないけれど。
娘は点滴が効いたのか夜には熱が下がり、家から持ってきたバナナやパンをむしゃむしゃと食べた。機嫌はあいかわらず悪い。病院食は大人用が出てきて全く食べなかった。あとでもらおっかなーと思っていたが夜中に片付けられた。