ヨガ10回目

スタジオの初心者向け基礎講座。「今さらな内容だけど良かったらどうぞ」と言われて参加したけど、ちっとも今さらではなかった。非常に難しかった。

最初は座学。資料をもらってヨガの歴史、流派、スタイルをさっくり学ぶ。はじまって10分ほどで、「ヨガ」という字がゲシュタルト崩壊した。ヨガだらけで目がおかしくなる。想像してたより「学問」なので驚いた。他の生徒さんはみんな熱心にメモをとりながら聴いている。到底1時間で理解できる内容ではなく、なぞるだけの講義だけど初めて知ることばかりで興味深かった。
身体を動かすことだけがヨガではなく、心の動きをコントロールすること・日常的に行える小さな奉仕もヨガであること。やっぱり修行なのだ。自分を制御することが最大の目的であり、「ヨガ」という言葉そのものが「軛をつける」という意味であること。インドのカースト制度という、自力ではどうにもならない仕組みの中で、己をコントロールして生き抜く知恵みたいな部分が発祥というのは興味深かった。
続いて、八支則のお勉強。よくわかんないけど目的到達のための8つの大切な項目。順番に
ヤマ・ニヤマ・アサナ・プラーナヤマ・プラティヤハーラ・ダーラナ・デイヤーナ・サマディ。
これを全員暗記させられた。3分ほどぶつぶつつぶやいて覚え、先生に指名されたら、前の人が言ったやつの次のを言わなければならない。必死です。ヤマ・ニヤマ・サマディは分かりやすいんだけど、中間部分があやふや。最後のほう「ダヤーナ」とか訳分からん答えを言ってしまった。それでも、頭の中には一応記憶されたらしく、時間経ったけどちゃんと8つ順番に言える。ただし、ヤマが何でニヤマが何かと聞かれたらさっぱりわからない。資料を読んでも、「はて、具体的にどういう意味じゃろう」というレベル。最初はそれでも良いのだそうな。

講義のあとは、呼吸の練習。ウジャイ呼吸というらしい。舌をまるめて口角を上げ、お腹はひっこめる。鼻から吸い、ガラスにハーッと息を吹き掛けるようにして吐く。うまくいくと喉の奥がコォーッて鳴る。ははー、あの呼吸音は鼻息ではなかったのだ。うっかりするとイビキみたいな音が出てしまう。
続いて太陽礼拝。立ち方から丁寧に教えてもらえたのは良かった。でも太陽礼拝っていろいろあって、毎回違うからよくわからない。最後にシャバアサナで終了。ダウンドッグのポーズで腕にかなり負荷かけたみたいで、帰ったら両腕にちっとも力が入らなくなって困った。次の日すごい筋肉痛… 

今回はヨガの奥深さを垣間見ることができた。あんまり奥深すぎてちっとも分からないけど。ヨガの聖典「ヨガスートラ」とか、おすすめの本をいくつか見せてもらったけど、到底読み通せそうもない。先生達はこういうの全部頭に入れてるんだろうか。すごいよ。