演奏会2つ

以前所属してた楽団の演奏会に行ってきました。
相変わらず少人数だからトラが多いけど、みんなすんごいがんばってるなぁと思いつつ聴いた。特に他県から駆け付けた団員さんが複数いるのには驚いた。
昔不満だったのが、いざ本番となると普段熱心に練習してる団員よりも、助っ人のほうがソロなんかで目立つ場面が多いことだった。上手な人が来ているから仕方ないし、団員もそのほうがいいと思ってたのだろうけど、なんだかなぁといつも思っていた。今回は昔なじみの人たちがソロを吹いてて、それが嬉しかった。あとでロビーで会ったら「間違えた〜音出なかった〜〜」って嘆いてたけど、それでも演奏する意義は大きいと思う。でも、凹む気持ちもよ〜くわかる。


2つめはやはり昔の仲間が出ているスクールの発表会。生徒が一人ずつ舞台で演奏するもの。
会場に入ると、なんかプログラムのだいぶ先の人が演奏してて…進行が早まって知人の演奏終わっちゃった!?と焦ったけど、まだリハーサル中だったみたい。講師の先生方がさらさらとリハーサルするのも見られて、プロの音は違うなぁ〜と。
時間がきて本番がはじまり、最初は大人の生徒のピアノ演奏。これが、1小節引いては止まり、間違えては弾き直し…というハラハラを通り越して苦痛を感じるようなものだった。その段階で人前で演奏して本人は納得できるのか?と、さっきとは矛盾するようなことを考えた。
自分のバレエ発表会だって似たようなもんじゃないか。苦痛を感じながら見てる人だっているだろう。それでも本人は楽しんでやってるという。ああ、一緒だ。
見てる(聴いてる)人も楽しませるってどんなに難しいことか。
肝心の知人の演奏はといえば、がっちがちに緊張してたみたいで音がしっかり鳴らないようで惜しかった。緊張してると喉の奥がつまって、息が入っていかないんだよね、多分。最後のほうはいい音だったからもったいない。


で、今日は朝から、最初の演奏会でやってた「サンチェスの子どもたち」が頭でまわってます。一度も演奏したことないのに、若いころよく聴いてた曲って異常に鮮やかに記憶してるですね。