ドイツ語版サントラ追記

繰り返し聴くうち、ドイツ語に違和感がなくなってきた。(何言ってるかは相変わらず訳分からん)
なんだか良さが分かってきた。ファントム役ウーヴェ・クレーガーさんの歌声がつぶれて聞こえるとこがあると書いたけど、ドイツ語の発音上そうなるだけで歌い方の問題ではないのかもしれない。やっぱ、上手です。ブラーヴィ。
特に感心したのは、ラスト「クリスティーヌ、アイラヴユー」のとこ。ドイツ語なので「クリスティーヌ、イッヒリィ… ディ…」。映画のバトラーと全く同じカスレ具合で歌ってます。
クライマックスの3重唱ではラウルもがんばってて、3人の歌唱力のバランスがとれてて聴きごたえ充分。ラウルとファントムの歌詞が一瞬重なる「…you choose」はドイツ語でもちゃんとなっててうれしい。ちょっとリズムが揃わないとこがあるのは惜しい。


ドイツ語版は1枚組CDなのに17曲も入っててお得です。ボーナストラックとして『アイリメンバー/夢でさえ見たことのない…』『何故、こんな所に?/ラウル、私は行ったことがあるの』(←各々ドイツ語タイトル)の2曲。最初「なぜこれがボーナストラック?」と思ったけど、ドイツ語の『アイリメンバー』はかなり良い。英語よりもきれいにメロディに乗っている感じがします。「ダァ」とか「デェ」とかいう発音がリズムと合うのか、激しい曲はドイツ語が有利。
逆に、唱い上げるアリア系は不利のような。『シンクオブミー』『オールアイアスクオブユー』は、合間に「…〜〜ンみャ」「おみゃァ」と入るので、演歌っぽかったり名古屋弁を彷佛とさせたり。「だぎゃぁ?」と返したくなります。


ドイツ語は噛めば噛むほど味が出るスルメか昆布のようで、まだ楽しめそう。そんで、さらにスペイン語とかイタリア語のやつはどんなかな〜〜と思い始める自分。やばい。何枚買えば気が済むんだ〜。