「椅子の上の猫」

前日にひょいとチケットが手に入ったので、いそいでネットで予備知識入れて観に行きました。

出演/匠ひびき川崎麻世大浦みずき深沢敦今拓哉 ・ 野添義弘・ 冨田真之介

失恋した女の子と、ゲイバーのママと仲間達のどたばた劇。麻世さんしか知らなかったけど、宝塚トップスターや四季出身の豪華メンバーだったみたい。
ゲイバーのママ、麻世さんがかっこよかった。(後ろ姿が逆三角ー)ゲイ役の方々みんな濃ゆい化粧と演技で、ゲイになりきって笑わせてくれました。どこからどこまで台本でアドリブか分からないようなやりとりで、ゲイ3人組が出てる間は笑いが絶えなかった。
主役の類子役、匠ひびきさん。よく通るけど変に抑揚のついた話し方で、「失恋したて」って感じがしなかった。「椅子の上の猫」っぽい、所在なさがもっと見えたらよかったな。後半立ち直りかけてからの演技はよかったと思う。
麻世さんの、オネェ言葉とドスのきいた男言葉との使い分けがツボにはまった。どっちが本音なのよ?って。男言葉のが本音かな。

後半のショーの場面。ダンスはみなさんお見事!でした。歌がほとんどなくて残念。ゲイバーのショーだからコスプレだのお下品なギャグだの、イロモノばっかでまぁ、笑えました。それよりもお話そのものが面白くて引き込まれた。類子とママが抱き合うシーンは、「女と女」なのか「男と女」なのか「男と猫」なのか…どうでも解釈できてどきどきしました。ラストは急に終わってしまったような印象。

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おまけ感想:「あなたはアタシの猫なのよ。あなたの居場所はこのソファー。」「行っちゃだめ!あなたはアタシの物なのよ!」というママの台詞が「お前だけが私の音楽に翼を与えてくれる」「放すものか!お前は私のもの!」とか言ってるファントムさんにかぶってしまいました。
なんか似てるんだなぁ…恋愛不器用なとこが。