馬のダンスと王の行進

演奏会にむけちまちまと練習しています。クラシックからポップスまで1時間以上の演奏をするのは久しぶり。曲目も多いけど、コンクール前みたいに追い詰められる事なく「楽しめたらいいや」と思っています。審査される訳じゃないしな。入場無料のミニコンサートみたいなもんだしな。(今から曲きっちり仕上げるのは無理でしょう〜という諦めも有)

アルルの女」みたいなクラシックは普段なかなか演奏できないので楽しいです。1曲に2小節しか休みがなくても、酸欠で無我の境地に陥り、指もすべって口から空気がもれても、根性で最後まで吹ききったら「ぷはぁ〜よう吹いた」て感じで。(こっそりブレスはするけど)ファランドールの後半は追い込まれて雑念が消えます。指揮見てもあわせる余裕なし。すいません。無理せず音を遠くまで飛ばし、Clらしい音色で歌い上げられるようになりたいものです。

今回演奏する「第二組曲」の中ではパストラーレが好きかな。中間部が緊張感あってよろしい。(吹けてないけどね)間奏曲は休み無しで苦しい。(伴奏楽しいけどね)メヌエットは半分近く休みなのでここで休憩。(tutti揃わないけどね)ファランドールは一番苦しい。(追い立てられてるみたい)本当は第一組曲のほうが好き。でもまあ聴くのと吹くのは別で全部好きな曲です。

小学校くらいの音楽鑑賞で「ファランドール」を聴いた記憶がある。2つの主題「王の行進」と「馬のダンス」が交互に出てくるんだよ〜というのを学ぶために、「王」担当と「馬」担当が各々の主題の時に起立するというのをやった。当然最後には2つが重なるので全員起立です。私は馬担当だったので、「馬がおどってるのかー」というのが強く印象に残り、今でも馬が後ろ足2本でプロヴァンス太鼓にあわせて踊ってるのをイメージしてしまうけど多分違ってると思う。
今練習してる演奏は、王様と馬がぶつかって転んで滑って団子になってからまってそのまま壁にぶつかって終わるような感じです。