オツベルと象

宮沢賢治の童話を初めて聴きました。(朗読のCDです)
なんとも、不思議で余韻のあるお話です。特に最後の1行が、なんとでも解釈できてしまう。
『おや、〔一字不明〕、川へはいつちやいけないつたら。』
(一字不明)の部分も謎だけど、川に入ろうとしたのが白象なのか話の聞き手(子供もしくは牛、作者本人)なのか、家では意見が分かれました。Web上でちょっと調べたらいろんな解釈が出てきます。物語の読者に対してのメッセージかもしれないという意見もありました。
「のんのんのんのん」「グララアガア、グララアガア」というオノマトペも賢治ならではの響きでおもしろい。
教科書に出ていた「やまなし」や、「銀河鉄道の夜」「どんぐりと山猫」「注文の多い料理店」あたりも好きです。

今日の晩飯:鯛、豚汁、わかめの酢の物。