年長さん

仲良くしてくれた年長さんたちが卒園してしまう。寂しい。

娘はお迎えに行ってもなかなか帰りたがらず、大概暗くなるまで遊んで帰るので、同じように遊んで帰る子たちとすっかり仲良くなった。いつもメンツが決まっていて、ほとんど年長さん。

去年の春頃には娘もまだ小さく、キャーとか言いながらお兄ちゃんお姉ちゃんを追いかけ回し、相手にされなくてもおかまいなしで喜んでいた。本人的には一緒に遊んでいるつもりで、体格の違う年長さんと同等に渡り合えると思っているらしい。2歳児の万能感あなどりがたし。 

最初のうちはお兄ちゃんたちも戸惑って「じゃま!」とか「どいて!」とか言っていたが、お母さん方の口添えもあって徐々に相手をしてくれるようになった。パワーが違いすぎて一緒には遊べないけど、手加減しつつ鬼ごっこをしてくれたり。今では本当にやさしく接してくれる。

お母さん方も娘をかわいがってくださり、なんやかんや親同士喋りながら子ども達の遊びが終わるのを待っていた。もちろん、そんな暇のない日はなだめたり説得したり強制連行でさっさと帰る。私自身にとっても、子供達と遊ぶのが気分転換になったので、時間のある日はなるべく遊ばせるようにしていた。

そんな年長さんたちが卒園してしまう。娘は「一緒に小学校行きたい」と泣いていたが、自分も4月から着る新しい制服やらカバンを受け取って満足した様子。子供達は新しい環境にワクワクしてるだろうけど私は寂しい。晴れ晴れとした寂しさですかね。
年長のお母さん方が卒園式の練習で「小さかったあなたがーもうすぐ一年生ー♪」とか歌ってるのを聞くとオロローンと涙が出そうになる。

保育園内という目線で見ると、卒園間近の年長さんたちは本当に大きくてしっかりして頼もしい。4月には幼い印象だったのに。
でもこないだの節分の日、「今日○○先生鬼に食べられそうになったんだよ!でも大丈夫だったん!」と大真面目に報告してくれて、そうかーまだ鬼信じてるのかーと軽く衝撃だった。その先生方の熱演をこの目で見たかった。

次の年長さんたちもどんな活躍を見せてくれるか楽しみだ。そんでやがて自分の子供の番が来るんだろう。卒園までなんかあっという間らしい。