パリオペ眠り

予習というわけじゃないけど、運良くお借りできました。感謝感謝。

パリオペラ座バレエ 「眠りの森の美女」

  • デジレ王子 マニュエル・ルグリ
  • オーロラ姫 オーレリー・デュポン
  • 青い鳥 バンジャマン・ペシュ
  • フロリナ姫 デルフィーヌ・ムッサン

貸してくれた方の受け売りだけど、まさに動く背景、動く絵、どこを切り取っても美しい。大きい画面で見たかった〜。背景は豪華、衣裳も落ち着いた金色系が多いかな。王様と王妃様の衣裳が貴族達とあまり差がなくて、わかりづらい。夏に見たシベリアステートのパステル調のが個人的には好き。
1幕冒頭で紡ぎ針を持ってた女達が処刑されそうになるとこ、素でハラハラしました。こんな生々しく怖い王様の国は嫌だー。お慈悲を願ってくれた王妃様ありがとう。そこから場面転換で華やかにワルツが始まると安心する。ビデオで表情が分かるからあんなにハラハラしたんだろうか。
ヌレエフ版のカラボスとリラの精は踊らないのね。踊りで対決するほうが好き。一番びっくりしたのは、求婚にきた4人の王子の「地球の反対側から来ました」みたいなカラフルな民俗衣裳。オーロラ姫と踊るとちぐはぐな感じだけど、それぞれが踊るときは際立って良いです。それもこれも、ローズアダージョでぐぅの音も出なくなりました。はーすげ〜〜。
ルグリ先生の王子様とオーレリーのオーロラ姫、ライトの加減もあるだろうけどオーラをまとったように輝いてます。ルグリ先生演技も魅せるし踊りは度胆を抜くし、エトワールって凄いですね。フィッシュダイブ4連発は何度見ても鳥肌ものです。スーパーバレエレッスンでやってくれるかな。楽しみ。(テキスト見りゃ分かるか…)三幕は前奏曲がなく、サラバンドで始まってるのが面白かった。明るい曲ばかりの三幕の中で暗めのサラバンドだけど面白い振付けなんで踊ってみたくなった。省略されてたアポテオーズも見たかったな。しつこい位ジャーン♪を繰り返して重厚に終わるのが好きなのです。

ラ・シルフィードもおまけで貸してもらえたので、今度ゆっくり見ます。でも我慢できなくてラストだけ見てしまった。羽が落ちるシーンは悲しく、天にかえってゆくシーンは幻想的な美しさに口あんぐりでした。2幕ばっかり見てしまいそうな予感。