眠れる森の美女 全2幕

シベリア・ステート・バレエ
(ロシア国立クラスノヤルスク・オペラ・バレエ劇場)
芸術監督・振付:セルゲイ・ボブロフ
オーロラ姫:アンナ・オーリ
ジーレ王子:アレクサンドル・ブトゥリシモヴィチ
フロリナ姫:マリヤ・クイモワ
青い鳥:アルカージー・ジノフ
リラの精:スヴェトラーナ・ドドノワ

衣裳がとっても豪華で私好みで、素敵なひとときでした。こむつかしい事も考えないで作品をタンノウできました。席は1階端のほう。スピーカー近くて音も迫力あり、靴音もほとんど聞こえない。日本初登場のバレエ団とかで、群舞はそこそこかな?ソリストは段違いに上手いみたい。

可憐で上品なオーロラ姫。ローズアダージョがうっとりです。最後ちょっと苦しそうだった。結婚式のバリエーションも、お姫さまっぽくおっとりと。最近テレビでよく見るのはどれも「祝結婚!」ってハツラツとした感じだから、こういうのもありだなぁと。
若々しく活発な王子様。2幕で鉄砲玉のように飛び出してきて跳ね回り、一人になるとモノローグをはじめるダイナミックロマンチスト系。
カラボス。ジブリ映画から出て来たような存在感で、かっこよかったのでリラさんより応援したかった。そりゃ招待し忘れたんなら怒るよ〜しょうがないじゃん、暴れろ暴れろーって。
求婚者たち。四銃士みたいなカッコが良い。羽つき帽子をとって王様におじぎするとき、一人くらいヅラごとはずしはしないか期待してしまった。
貴族たち。妖精たち。農夫たち。兵士たち。召し使いたち。童話のひとたち。ロマンチックっていいな〜。現実を忘れられるようなバレエって良いですね。今でも頭の中に曲がまわってます。