ベルリン国立バレエ団 「ラ・バヤデール」

マラーホフのプレトークショーの途中から見ました。席は後ろの方の中央寄り。オペラグラス持参。
マラーホフは柔らかい雰囲気の方でファンサービスもばっちりで好印象。休憩時間に客席に現れた時は場内騒然でした。なんか気取らないし親しみのもてる人なんだなぁ。


肝心のバレエの方も、見所満載で十分楽しめました。期待していた「影の王国」と「寺院崩壊」は満足。影の王国、コールドさんたちが一人ずつ現れて坂を下ってくるシーン。32人全員揃うまで長かったけど、幻想的で見とれました。寺院崩壊はどうするのかなーと思ったら、激しいストロボと大量のスモークでもうもうとした中、ゆっくりと崩れる舞台装置。「おー壊れとる壊れとる!」。
踊りで良かったのは金の仏像とガムザッティの連続回転。オペラグラスで見たら終わったあと肩ではぁはぁ息してて、でも顔はにこやかに演技しててすごかった。ニキヤ役のポリーナさんは顔もちっさくて細くてかわいかったけど、踊りは自信ありげなガムザッティの方が好みでした。バレエ団のレベルとしてはこれから成長していく段階なんでしょうか。コールドの人が上げた足ぷるぷるさせてたりハラハラする所も。

内容とは関係ないけど、バレエを習ってると思しき女の子たちがやたらと大勢客席にいた。たいがい、そういう子はお行儀良いものだと思ってたけど、今日はひどかった。ステージが始まってもぺちゃくちゃおしゃべり。パの名前とかあらすじの話をえんえんとしてるので、連れが「しっ」と注意したほど。それでもじきまたしゃべり始めるし…しまいにクライマックスで袋のおやつをガサガサ出してムシャムシャ…うるさいっ!あらすじは教わったのに観劇のマナーは教わらなかったのかぁ〜!「お嬢ちゃんたち、どこの教室?」って聞いてみたかった。終演後、他県のバレエ教室のバスが何台も並んでたからそのへんだろうか。(遠足気分ではしゃいだのかもと勝手に予想)
劇場の外には大型トラックがずらり10台以上。これから舞台装置解体して次の会場に運ぶのね〜。すごいね〜。チケット代高かったけどまあもとはとれたかな、と思います。でもパンフは高かった。