オランダキャスト

2006年の書きのこし。
手持ちCDのうち最後の1枚です。最後にしたのは、やたら評判が良く、ハイライト1枚組なのに1番値段が高いのです。これはハズレだったら暴動がおきます。
感想。買って損はなかった!とても良い。オランダ語もさっぱりわかりませんが、ドイツ語イタリア語より聴きやすいと思いました。全体に若く華やかで、映画のシーンを思い浮かべながら聴いても違和感ありません。このキャストで(英語で)吹き替えていたら、映画の歌に不満だった人も満足したのではないかと。

  • オケ

オーバーチュアの「じゃーーーーーん」でもう「OK!」と思いました。丁寧でクセがなく安心して聴けます。

  • クリスティーヌ(ヨーケ・デ・クルーフ)

この人が素晴らしい。声は少女のように可憐なのに歌唱力抜群です。無理して若い声作ってるわけでもなく、本当に初々しく役にはまってる。後半になると迫力も出てきます。このCDで一番の収穫です。

  • ファントム(ヘンク・ポート)

巷で好評のようですが、何故か自分のツボには入らなかった。声もいいしすっごく上手いんですが、どうしてだろう、まじめに歌いすぎ?もろい部分がなくきちんとしすぎ?嘆く場面でも哀愁や悲しみが伝わって来ない。「ゆらぎ」を感じられないというか、うまく説明できないです。どこが駄目なのか考えているうちに数カ月過ぎました。ただ単に、好みの歌い方ではないのかもしれない。重唱になると声量も負けて聞こえるし。でもオペラ出身の人らしく歌上手いんです。最初から最後まで威厳のある怪人。

  • ラウル(ペーター・デ・スメット)

好みの問題だけど、ファントムの人より好き。頼れる貴族のお坊っちゃん。低めの響く声なのでファントムパートも歌ってみてほしい。オールアイアスク〜が、クリスティーヌとバランスよく調和とれてます。

  • その他

オランダ語歌詞カードつき。読めないけど解説つき。写真は一切なし。
値段のわりに曲数が少ない。あと何曲かあればファントムの魅力も分かったかもしれないのに。メグの声がちょっとかわいくないのは不満。カルロッタの歌と演技が良い。支配人達も上手。

次に手に入れるとしたらウイーンキャストかな。