たけのこ掘り

たけのこ

朝からたけのこ掘りに行きました。なかなかハードでした。帽子、長靴、軍手、鍬と鋤、泥だらけになって良い服装必須。車を降り、竹の生い茂る薮をかきわけて歩く。足元はフカフカした落ち葉。訳のわからないキノコやシダ、山菜もたくさん生えてます。
場所についたら、たけのこ捜索開始。落ち葉の間からひょこっと頭が出てるのを皆次々発見するのですが、私には見つけられない…人の見つけたのを掘るのは面白くない、と言ってひたすら捜索に専念した。足で、落ち葉をかきわけていると「ひっかかる」場所があるからそこを捜せ、とゆーのですが。引っ掛かったと思ったら枯れ枝や根っこだったり、落ち葉をかきわけると見たくないもの(昆虫のお子様)とか出てきて見ない振りをしたり、なかなか大変なのです。
目の前にサルノコシカケが出てきてぎよっとしたり、枝がからんで進入できなくなってたり、蜘蛛の巣がはってたり。でもあきらめきれない。その間、連れは汗だくでタケノコを掘り続けていたらしい。ちょっと遠くへ行くと人の姿が見えなくなり、こうやって山菜取りなんかに夢中になって遭難する人の気持ちが分かった気がする。
「そろそろ終わりにするかー」と誰かが言った頃、やっとやっと1本見つけました。日当たりの良い斜面ににょこっと。ああ〜、うれしい。この最後の1本だけ掘らせてもらいました。まず周囲の土を取り除き、斜に生えてる上のほうからざくっと鍬で掘りおこす。折らないように注意。
これは、発見するまでが面白いんであって、掘り起こすのは単なる重労働なのね。そんで、持ち帰って料理するのもかなりめんどくさい。たけのこは剥いても剥いても皮ばかり、どのへんから食べていいのかよく分からないし、ごろんとしてても中身は小さい。皮にはえてる産毛はふわふわしてて気持ち良い。米ぬかで煮て、筍ご飯つくりました。まあまあ美味しかったけど、固い所は固いままだった。難しいもんです。
…ハッ、もしかして買ってきた方が楽なんじゃあるまいか。