「リトル・ダンサー」

リトル・ダンサー BILLY ELLIOT [DVD]
リトル・ダンサー BILLY ELLIOT [DVD]
録画しておいたのを見ました。もちろんバレエシーン目当て。でもダンスよりもストーリーが泣けた。

イギリスの炭坑町が舞台なのは昔見た「ブラス!」によく似てる。どこかうすら寂しい雰囲気。
バレエ教室に紛れ込んでこっそりレッスンを続けたビリー少年はめきめきと上達し…でもバレエではなくアイリッシュ・ダンスとかいうやつらしい。父ちゃんの前で無我夢中で踊る姿は格好良かった。
その後の父ちゃんが本当に泣けた。あれだけ反対してたのに、「息子の夢を叶えてやりたい」と信念を曲げてプライドも捨ててお金を工面しようとする父ちゃん。かっこいい。ロイヤルバレエのオーディションに付き添ってきて、慣れない場所で戸惑いながらがんばる姿も妙に泣ける。


オーディション結果通知のとこは、悲しげな音楽だったのでビリーが泣きながら「受かった…」と言うまで「落ちたん??」と気が気じゃなかったです。町を走りながら「受かったぞ!!!」と誰よりも嬉しそうな父ちゃんにまた涙。


ラストは一気にプロダンサーになったビリーの公演。普通の白鳥の湖かと思ったらマシューボーンの「スワンレイク」で意表をつかれた。舞台に現れたビリーを見てハッ、とする父ちゃんの表情がまた良かった。(衣裳に驚いたんじゃないと良いなぁ)
ビリーもいい演技だったけど何と言っても父ちゃん!でした。