「NNNドキュメント05 南十字星の下で 劇団四季 BC級戦犯の記録」

四季の予習になるかなと思って録画しておいたのを見ました。娯楽気分で見るような内容ではなかったですね。「南十字星」のお話を知らなかったもので…BC級戦犯の処刑にまつわる重たいお話は衝撃的でした。国家のために、戦争の罪をすべて被って処刑されていった人たち。処刑台までの13階段、もう会えない家族にあてた手紙の数々、「復讐心を抱いてはいけない。誰かが背負わなければならない役目なのだ」「軍人でもないのに戦争のため命を落とした人やその家族を思えば、納得のいく事」という遺書には涙が出た。


ふんぞりかえる浅利慶太さん、舞台稽古シーン、四季のバレエレッスンシーンが少し見れたのはよかった。
一番収穫だったのは、処刑される主人公役の阿久津さんが役作りで悩むシーン、近くでカルロッタ役の人が「私の役をとったわね!私を陥れたわね!」とプリマドンナの歌を練習しておられました…シリアスなシーンなのに歌声に聞き惚れてしまいましたよ。すんごく上手でした。これなら舞台も期待できそう。